やっと1年

 



3月12日 晴れの横浜です。

昨日はあの震災から1年。地震の思い出がみなさんよみがえったことでしょう。


昨年の震災時の 福島の写真です。  
少し写真の色調を加工してみました。
実はスタッフS、あの日は福島におりました。
地震のあとの何枚かの写真、逃げながら、また翌日などの写真です。
 
古い老舗の旅館・・・壁も瓦も 粉々でした。
ショーウインドウのガラスは飛び散り 散乱する道を歩きました。
店内には商品がひとつも残らず 水も電気もない寒い日々をすごしました。
放射能で騒がれたって 雪が降ろうが雨になろうが 水を得るために何時間も並びました。
 
原発から離れた福島市ではあっても 家屋崩壊 道路の陥没や隆起で 封鎖された道がありました。
 
買占めに走る東京の人たちの映像を見て 灯油やガゾリン、水さえもが手に入らない現地では正直滑稽に思えてなりませんでした。
 
そうはいいながらも 私たちも関西や新潟の地震のときは 同じように感じ行動していたはず。
体験してみないとわからないことばかりです。
 
『逃げ出せる人はいい。だけど行き場所のない自分たちは ここで暮らし死んでいく』と
 
地元に帰ると ほとんどの人が口にしています。
そして次の災害のときはどうするか・・・それがちゃんと頭の中にあるのです。
今できること、 今の生活を どう変化させ良くしていくか、考え行動されています。
 
遠くに住む私たちは 報道で見る映像からしか知ることはできませんが
報道されない部分で もっと想像もできない事実があることを 理解する必要があると思います。
 
今・・・私たちにできること、もちろん自分の生活や幸せを考えることは必要ですが
ほかにも小さなことでもいいから 差し出す手や 思う心を 忘れてはいけないとつくづく思いました。
 
 
だれもが 同じように微笑み会える日が はやく訪れますように・・・。
1日遅れですが、記事にしさせていただきました。